博物学とは、自然に存在するものについて研究する学問のことです。
動物・植物・鉱物などの種類や性質、分布などが研究されるものです。
自然界についての研究は、太古から行われて来ましたが、ヨーロッパの大航海時代以降、世界各地で新種の動物・植物・鉱物の発見が相次ぎ、それを分類する手段としての博物学が発達しました。
やがて博物学は、動物学・植物学・鉱物学・地質学などに分かれて行き、これら全体をまとめてとらえる時に、博物学と呼ぶようになりました。
しかし、現在は学問の分野として、博物学という言葉は用いられないようです。
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博物学に図は欠かせませんが、江戸時代中後期には、色鮮やかな図譜制作が盛んだったそうです。
これは今で言うところの図鑑であり、様々な生き物の図譜がありました。
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物語の中では、井上教諭が生徒たちから妖怪の話を持ち出されて困っていましたが、江戸時代の図譜の中には、妖怪の図譜もあったと言います。
当時の人々は、妖怪も生き物と同格に扱っていたのですね。
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