ここが千鶴が進之丞を待ち受けた内曲輪です。
向こう側の左が南隅櫓、右が北隅櫓、その間が十間廊下です。
千鶴がいたのは、南隅櫓の近くの、ちょうど影になっている所です。
内曲輪を照らしているのが、日光ではなく月明かりだと考えれば、影の部分が真っ暗だったとわかるでしょう。
北隅櫓の手前に天守玄関がありますが、井上教諭はここに隠れていました。
また、進之丞が現れたのは十間廊下の屋根の上です。
つまり、進之丞は下からここまでよじ登って来たわけですね。
十間廊下の向こう側は、こんな感じです。
千鶴や井上教諭、それに甚右衛門もここへ登って来ました。
山﨑機織に井上教諭が貼り付けた俳句を見つけた進之丞も、同じこの乾門を通って来たのでしょう。
乾門から見た本壇です。
左が北隅櫓、右が南隅櫓、その間が十間廊下です。
千鶴と井上教諭がいる内曲輪はこの向こう側にあり、進之丞はこの高い石垣を登ったのですね。
内門から内曲輪に入ったところです。
千鶴と井上教諭が初めに目にした内曲輪の風景です。
左が小天守、右角の部分が南隅櫓です。
千鶴はこの右角の辺りにいました。
筋鉄門から見たところです。
千鶴は左の隅辺りにいて、井上教諭は右手に見える天守玄関に隠れていました。
千鶴のいる所から見た天守玄関です。
この中に、井上教諭がいます。
天守玄関です。
天守玄関の階段です。
井上教諭はこの階段を上がった所に隠れていました。
天守玄関の中から、内曲輪を見たところです。
井上教諭が見ていたのは、こんな感じでした。
内曲輪には二つの門があります。進之丞がどちらの門から来るのわからなかったので、千鶴は両方の門が見えやすい南隅櫓の近くに立っていました。
これが千鶴が見ていた眺めです。
ところが進之丞は門からは現れず、不意に上から千鶴に声をかけます。
千鶴が上を振り返ると、進之丞はこの十間廊下の屋根の上に立っていたのです。
この十間廊下の上に進之丞がいました。
千鶴がいたのは手前の隅で、向こう側の天守玄関に井上教諭が隠れています。
進之丞が井上教諭に語りかけていた場所です。
向こうの内門の陰では、つや子が潜んでいました。